形意拳気功 虎口の手の考察 [気功]
一般的に、形意拳の手というと、片手の掌を前に向けて伸ばし、
もう片方の手は掌を下に向け親指をおヘソに向けるというイメージです。
でも、
気を感じる『虎口』と呼称される形意拳の手の主観的感覚は、客観的な印象と
ギャップが有りました。
気の流動感を優先的に虎口をつくるには・・・
【左三体勢】
1,右肩を斜め前方に浮かせてから沈めることで、肘も下に沈める。
2,前腕は、やや上を向き、指先は前方、掌は内側を向く。
3,手首をやや内にひねる感じで、人差し指と親指を開きVを作る。
4,親指付け根、労宮、手首内側にスイッチが点り、気が前腕に広がる。
5,右手も同様に虎口を作り、親指をヘソに向ける。
肩、手首のロックは気の流動感を阻害しますが、肘が関門になっているようで、
捻れながら鋭角に折れて閉じたホースにならないように丸くする。
丹田強化のセンサーにもなる虎口・・・素晴らしい!!
単純に『気を感じる虎口』の感覚を養成するなら、前方に向けるよりも、
側面に向けたほうが、より、肩、肘、手の感覚をつかみやすい。
ガッツポーズから肘を伸ばしながら虎口をつくる。
ガッツポーズは、腕が肩甲骨にスッポリとはまり、一体化する。
両腕を左右に開いた状態から三体勢に変化させると・・・