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エネルギー式形意拳 長棍ドリル [形意拳 練習記録]



2本の長棍の代わりに、細い青竹を裏山から切ってきました。


ナタで竹の枝を払っている時、「これって劈拳の動きだ!」
気付きました。ナタは肘で狙いを付け、肩のラインで振ります。


連想で、「じゃあ崩拳はハエ叩きの動きかな(笑)」と、
五行拳と道具を関連づけて妄想。


長棍ドリルとは、シンプルで小さな動きですが、
動きが小さいからこそ分かる体内の動きというのがあります。



長棍ドリルは、最小限の力で行うことに意味があるようです。


棒を使っての身体感覚の強化というのは・・・
体術の鬼才・肥田春充が最終的に行き着いた鍛錬法でもあります。


聖中心道(腰腹修練法)は棒の重さを利用することで、
重心の変動によるバランスの崩れを無意識的に生じる
腰と腹の緊張を利用した、リラックスして動くことを
前提にした丹田感覚強化法です。


腹や腰といっても、姿勢の変化で緊張する箇所や仕方が変化します。
体勢の大きな変化や速度により、腰腹の無意識的な緊張度も増すの
ですが、そこを理解していないと、背筋や肩でバランスを保つ動き
で型を練習し、身体を壊してしまいます。



肥田式強健術の極意の型である「正中の型」も、真上に上げて
組んだ手の重さを振り下ろす事で生じる腹と腰に無意識的な緊張を
呼吸で補強する、重心の変化をフィードバックさせる練習法です。



※独習可能な気功的な肥田式強健術


肥田式強健術は、故意にバランスを崩す動きの中で、腹と腰のみの
緊張で、バランスを維持することでインナーマッスルを最大限に
鍛えようとするため完全なリラックスが必要となり、独習は困難です。


独習困難・・・
肥田式強健術の入門書には、腰腹を無意識的に極度に緊張できるレベル
を前提に、完成形の型が解説してあるので、自転車にも乗れない人が、
いきなり、一輪車にチャレンジするようなもの。



その点、エネルギー式形意拳はいいですよ。
長棍ドリルの場合は、棒の動きをフィードバックさせる練習法だ
とすぐに感じ取れるので、独習も可能そうです。

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