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丹田功 丹田による統一体 [形意拳 練習記録]



形意拳気功を始めて4ヶ月経とうとしている。


形意拳気功で『気貫丹田』を体験してから再現を求め戴氏心意拳に移行して、
丹田功のみに専心している。


丹田功の束身・展身の動きは各関節に回転運動を促し、末端まで伝導する。
相も変わらず本書には明記していない『仙骨の締め』と『丹田重心』の
我流で続けているが・・・


戴氏心意拳技撃精要(DVD付き)』は、錬丹の法の至宝の書という感が強まっている。
プレミアムが付いて、数万円に跳ね上がっている。その価値は十分あるが、重判されて
普及する方向に行って欲しいと思う。


丹田功の『蹲丹田』は、骨盤の後方回転による大きな含胸抜背が特徴。
展身は、骨盤を前方回転させるような図説があるが、意図的に前方回転させるのではなく、
後方回転していくと、板バネが跳ねるように首、背から伸び上がっていき、自然に、前方
回転に移行する感じで、動きが途切れない。


束身・展身は、動的な小周天でもあり、気勁は関節より生じ末端に至る。
気勁は、意より発し末端を貫き、電光石火の動きを成すようだ。


食事をしていた時、キャベツにマヨネーズをかけようと取った時、
容器が油に塗れて滑りやすくなっていた。


マヨネーズの容器は手を滑り、手元にある味噌汁に向かいダイビング・・・
「あ!」と思った時には、両手が動きマヨネーズの容器をキャッチしていた。


この「あ!」と思う前に、全身に電気が走り、両腕に鳥肌が立った時には、
既に、マヨネーズの容器を再キャッチして、味噌汁へのダイビングを回避していた。
丹田はキュン!と収縮して、肝が冷えた状態。



このタイムラグを埋める動きが『六合』なのだと体感した。日本流にいえば、
火事場の馬鹿力』を養成するのが、戴氏心意拳なんだと思うが、『肝を冷やす
ような状態を再現するように練拳することが、六合に通じそうに感じる。


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【独習】形意拳に学ぶ最速エネルギー発生法 電動ノコギリまでの過程 [形意拳 練習記録]


現在は、3ヶ月目に突入しています。
明勁の『前腕の電動ノコギリ状態』を体感して、再現するべく試行錯誤した
結果、形意拳の源流となる戴氏心意拳の丹田功に専念しています。


明勁の電動ノコギリ状態は、暗勁段階への通過点にすぎませんが、
暗勁へのステップアップには丹田の爆発が必要と感じました。


1ヶ月前と今では、知識、体感、考えが変化していますが、丹田感覚のみの
ゼロの状態から初めて明勁の電動ノコギリ状態を体験するまでのまとめです。







※  ※  ※


秘伝形意拳の修練を開始してから2ヶ月が経過しました。
短期間ですが、丹田武術の要点は『丹田の核』を鍛えることだと、ほぼ確信しました。



流れとしては、

丹田腹圧鍛錬→丹田腹圧の核の鍛錬→丹田の中心点の鍛錬



明勁練習から始まり暗勁の入口に立っていますが、本書に書かれていない
練習でしか体感できない感覚も徐々に分かってきました。『気貫丹田』とか。



暗勁の深化には時間が必要なようなので、効率のよい練習体系をまとめてみます。
肥田式強健術をバックボーンにしているので変則的ですが、参考になる部分もあ
るかと思います。




【明勁・電撃エネルギー体感への道】


・臨場感を伴う気分による変性意識状態での修練。

1,憧れのヒーローになった気分で修練を始める。

2,達人・郭雲深になった気分で修練を始める。

3,天地の大いなる気と一体となり包まれた気分で修練を始める。

4,最強の達人になった気分で修練を始める。

5,最高の守護神を憑依させた気分で修練を始める。

6,理想の自分に変身した(本来の自分に戻った)気分で修練を始める。



・基礎:腹圧操練式胸腹呼吸

1,腹圧を上下前後左右に動かして横隔膜、内蔵マッサージ(気感養成)。

2,下腹部に腹圧を集めて丹田感覚を養成する(丹田腹圧を基準にした姿勢と動き)。

3,丹田腹圧と重心を合致させる(気貫丹田感覚の養成)。

4,腰腹同量の腹圧の力を維持できる姿勢を模索する(気貫丹田感覚の養成)。

5,腹部に脂肪がある人は、ウエストが数センチ絞れるまで続ける。

6,ウエストにダイエット効果が出ないようだと練習不足。



・形意拳基本姿勢:三体式。

1,丹田腹圧を自然に維持する姿勢を基準にする(肥田式よりも高くヘソにもかかる)。

2,後足の足裏は平行に保ち、脚、腰、丹田をひとつのパワーユニットにする。

3,後足の母指内側の付け根への意識・重心が足裏を活性化する。

4,肘を下に向け、人差し指と親指の間の膜をピーンと張る。

5,劈拳の滲勁を行い丹田腹圧の核の体感、気貫丹田の体感。



・凹歩振動崩拳(ぷるぷる拳):リラクゼーション。統一体。

1,後足で丹田腹圧の核(重心点)を蹴りだす(気貫丹田・振動感覚養成)。

2,前足踏み出しでの腰の内旋に、後足の踏み切りでの腰の内旋を衝突させる。

3,腰の振動をまず肘に伝え前腕を上に跳ね上げる(前腕・手の甲の強張りを溶かす)。

4,腰の振動を両腕に伝えて腕を振動させる(肩の強張りを溶かす)。

5,腰の振動で拳を発する(腕の支点を肩甲骨に移す)。

6,振動を細かく激しくさせていく。(気、肉、骨の3つの振動)

7,練習する場が半畳しかない場合は、後足から前足への重心移動だけのその場突きで修練する。



・凹歩崩拳:明勁電撃エネルギー体感。

1,丹田腹圧の核を後足で蹴りだす。

2,激しい振動を外見的に見えないように内に潜めていく。

3,三体勢で劈拳の滲勁を行い、気貫丹田を体感し凝縮した丹田の核を後足で蹴りだす。



・退歩崩拳:明勁電撃エネルギー体感。

1,後足の踵の踏み込みで腰を沈下させて両肩を震わせる。

2,激しい振動を外見的に見えないように内に潜めていく。



・静立:エネルギーの発動によるエクスタシー。

1,丹田腹圧を自然に維持できる姿勢でリラックスして立つ。

2,強張りを感じたらイメージで息を吹きかけるようにして溶かす。

3,手足の親指と人差指の間に意識を向けるとエネルギーのスイッチが入る。


※ ※ ※


気、電撃(気勁)が感じられない時・・・

手首を支点にして手を激しく振ってみる。
しばらく手を振ったら、形を維持したまま手を振るのを止める。

動きが止んでも、血液が脈打つのとは別に、手や腕の内部にジンジン、ピリピリと
した蠢く感覚があるのが、わかると思います。それは、本当に小さい感覚ですが、
エネルギー体感の第一歩となります。

この小さなエネルギーを感じるように、全身を耳をすませるように取り組んでいくと、
錯覚かエネルギーか判別できない状態から明確な感覚へと強まっていきます。


これは『ぷるぷる健康法』の応用ですが、エネルギー活性及び体感養成には有効です。


以上が、
2ヶ月間の独習の中で試行錯誤を繰り返し得たものをまとめたものです。
丹田振動というモノが、長棍ドリル、通背拳ドリルから得られる体感と
ダブっているので省略していますが、有効だと感じています。



形意拳のエネルギーの段階を明勁、暗勁、化勁に分類化した達人・郭雲深は、
真人・肥田春充に極めて近い存在ではないかと思いつつあります。


真人・・・道を極めた人。


写真もなく超人的な伝説に彩られた郭雲深ですが、李洛能が創始した形意門からは、
李存義、宋世栄、車永宏、尚雲祥、孫禄堂、張占魁、王向斉、王樹金など多くの名人、
達人を輩出しており、メソッドとして優れていることが分かり、粉飾を差し引いても
信憑性があると感じています。

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変性意識とリラクゼーション [形意拳 練習記録]



変性意識で修練を行っていると、鮮烈な体験をします。
現在、丹田功で丹田が練れてきましたが、変性意識で
行っていたら、足らない動きが不意に現れました。



※  ※  ※

変性意識といえば瞑想状態の意識と認識されています。
変性意識は、自己啓発セミナーや超能力系セミナー、催眠術セミナーには必要不可欠
なアイテムとして、高額セミナーが跋扈していますね。


一般的に、
変性意識導入法としては、自律神経訓練法を基礎にしたリラクゼーション法が、
様々にアレンジされて、画期的で魅力的なノウハウとして紹介されているんじゃ
ないでしょうか。


気や内部エネルギーを体感するためには変性意識状態が必要だと考えてますが、
大金を投資して高額セミナーで学ぶような特別なものではなく、日常生活でも、
知らず知らずのうちに体験している意識状態だと考えています。



身近な変性意識状態を上げると、小説、マンガ、映画に没頭してその世界観に入り、
臨場感』を体験して喜怒哀楽を共有している状態です。


空想の世界だと認識していながら、その世界観に入り込み、感情を揺さぶられ、
ときに手に汗握り、ときに鳥肌を立てて戦慄し、臨場感を心身で体験している。


現実世界の臨場感が低くなり、空想世界の臨場感が高くなる状態が変性意識状態です。
逆に、お尻や背中が痛いな!などと感じながら映画を観ている状態が普通の意識状態。



秘伝形意拳の場合は、物理的には測定できない『気を感じる』『内部エネルギーを感じる
状態が既に、変性意識状態ですが、どうやって導入するのかといえば『気分』からです。


エネルギーに包まれている気分』『天地のエネルギーに繋がった気分
達人・郭雲深になった気分』『創始者・李洛能になった気分』など、

臨場感を高める気分に浸りながら修練に臨むことで、内部エネルギーのスイッチが入ります。



※ ※ ※


人や場所の雰囲気、オーラ、殺気、霊を感じ取る訓練法にも、この変性意識状態が鍵に
なりますが、難しいことではなく、『人やモノの輪郭』をみる格闘家や武道家に必要な
スキルである『八方眼』の練習で、体得できるものです。


格闘家は、相手の拳や足を見ずに、肩周辺の輪郭を見て、攻撃を察知する。
攻撃前に肩を上下動する格闘家の動きは読みやすく、先の先が取りやすいそうです。


本質が人やモノそのものじゃなく、輪郭に現れるという気分に浸り、臨場感を高める。
本体よりの輪郭に臨場感を強く持つようにする。


八方眼』に慣れるとバラエティでお馴染みの画像がユックリ変化する『アハ体験』
が、得意になったりします。知人に『八方眼』ができる風水師がいますが、空間の
良し悪しが見える以外に、人にツノや尻尾が見えることも多いそうです。


霊感じゃないそうで、テレビやPCの画像を通すと見えないともいいます。薄暗い部屋
を薄気味悪いと感じますが、その薄気味悪さが見た目だけの印象なのか、現実に悪影
響があるのか見定めるのも『八方眼』らしいです。


普通に練習しても、場の良し悪し・・・伊勢神宮の五十鈴川の結界ぐらい分かりやすい
変化は感じられるようになりますが、微妙な感じは判断できないのが普通です。


自己啓発に失敗する最大の原因は、理想の自分より、現在の自分の方が臨場感が高く、
三日坊主に終わり、生活パターンも変化しないという『意識の縛り』です。


意識の縛り』からの開放には、変性意識状態で理想の自分という自意識の臨場感を
高め続け、理想の自分が本来の自分で、現状の自分は自分らしくないというレベルまで
高め続けるのが秘訣らしいです。


真似しやすい実例としては・・・
武田鉄矢は坂本龍馬に憧れ続けることで芸能界で成功を収め、映画で坂本龍馬に扮し、
坂本龍馬のマンガの原作も手掛けるようになった。というのも、実行しやすい自己啓発
の方法のひとつだと感じます。

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秘伝形意拳 滲勁の考察 気貫丹田とは [形意拳 練習記録]




形意拳、心意拳の練修を始めて今日で丁度、3ヶ月目です。
この独習記録は、2ヶ月目ぐらいのものです。


爆発呼吸、裂帛の気合いを『気貫丹田』ではないか?
という見当違いから戴氏心意拳の丹田功にたどりつき、


裂帛の気合』を再現するために、形意拳の源流とされる戴氏心意拳
の丹田功に専念しています。






※  ※  ※






三体勢を行っている時、フッとした思い付きで、劈拳の滲勁を行ってみた。
崩拳や劈拳での滲勁では、拳、肘、腰、膝、足が一体化する体感があったが、
それ以外に、特筆すべき体感はなかった。


それが三体勢で劈拳の滲勁を行った瞬間、丹田腹圧の核がスパークした。

気貫丹田』だ!

核がバチッパチッと閃光を放つ感覚が内視され、ギュン!と核が凝縮される感じが生じた。




そのまま崩拳を行うと後足が核を貫き、丹田腹圧の核が凝縮して拳を発するのと同時に、
核が爆発して、グワーン!と肩、腕、拳に力がみなぎった。電動ノコギリ!!


崩拳というより、爆裂拳という名称が似合う。


凄まじいエネルギーの洗礼に、唖然としつつも、何度も再現を試みたが、再現されず、
後足7対前足3の比率の重心配分が必要だということしか体感できなかった。


後足7対前足3の比率の重心配分から、後足で丹田腹圧の核を蹴りだすのだろうと、
繰り返したが、三体勢の滲勁で『気貫丹田』を感じられないと再現は無理らしい。


再現を諦め静立すると、両腕が水平になるぐらい持ち上げられるだけだった。
足裏から、大きなうねりの波が湧き上がるかもと期待したが、残念!



次は、という気負いが生じ動きや姿勢が硬くなりガタガタに・・・




肥田春充が、正中心の鍛錬について述べたことが思い出された。


正中心を得ようと思っただけで、もうダメだ! 意図しながらも無心に行なわなければ正中心は得られない』と。



随意に『気貫丹田』を再現できなければ練磨することはできない。
つまり、『気貫丹田』がスタート地点ということかもしれない。


肥田式強健術の正中心とも、秘伝形意拳の暗勁とも違うこれは、
本来の秘伝形意拳の明勁エネルギーだろうと思うと未知の領域に突入してきたらしい。


また、20代の肥田春充が丹田開発に成功し天才性を発揮した基礎である『気合い
が、この『気貫丹田』だったら納得できるところが多い。


『気貫丹田』という用語は、有名らしいが実態が不鮮明・・・

また『気合い』という用語も、有名だが、これも実態は不鮮明・・・



だから主観で、『気貫丹田=日本武道の精髄とされる気合い』と定義した。
すると『気合いの精錬=正中心』と定義できた。・・・スッキリ!




なら『気貫丹田』を毎回再現できるようになってから、一心に22年鍛え続ければ、
正中心を体得できるかもしれない・・・


と考えると、スタート地点に立てるのに何年かかるんだという話になる。
だとすれば『気貫丹田の気分』で無心に修練に臨むのが近道に思える。


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【気貫丹田】暗勁のうねりの兆し [形意拳 練習記録]




この独習記録をつけている時は、無声ゆえに『爆発呼吸』『裂帛の気合い』を
気貫丹田』かと、勘違いしていました。体験談によると気貫丹田とは、胸か
らら丹田に向かって走る電気みたいです。


後足と丹田が一体化してパワーユニットになった状態が明勁から暗勁への途中、
の段階『明勁=電動ノコギリ』のようですが、それに特化した練功法が、戴氏
心意拳の丹田功だと感じています。



※  ※  ※



暗勁のうねりエネルギーは、数回しか体験していないんですが、静立でうねりを
体験できる時は、ひとつの兆しがあることに気づきました。


崩拳の滲勁を修練している時、後脚で丹田を蹴りだして、丹田の核を穿つような
感覚が生じると核がプラズマを発する体感と閃光を発するように内視できます。


数百回に1回、体験できればいいような感覚ですが、その後で静立すると、脚裏と
会陰が熱の線で繋ががると同時に、肩甲骨を押し上げられて浮遊し、意識が天に
押し出されるようなエクスタシーに襲われます。


丹田を電気が貫くような感覚を『気貫丹田』というらしいです。肥田式強健術の
修練でも極稀に体験したことのある感覚でしたが、内家拳系のことを調べだした
ことで名称があることを初めて知りました。


気貫丹田』の鮮烈な体験の再現が、地味な丹田武術を継続する最大の魅力です。
気貫丹田』後の静立による暗勁のうねりエネルギーの存在を述べているのは、
秘伝形意拳以外には、見受けられません。


まったくの初心者が短期間で『気貫丹田』を体験できるか?と考えると疑問です。
丹田感覚がない状態では、丹田と重心を一致させることで養われる丹田の核の感覚
という概念も生じないでしょうし、だとすれば後脚で丹田の核を蹴りだすというま
ぐれも、本当のまぐれになりそうです。


肥田式強健術の修練で『気貫丹田』を初体験したのは、独自の腹圧操練式に変更
してからでも、数年以上経過しており、簡易強健術の斜腹筋練修法の極めで、ドカッ!
と腰から下腹を叩く力が偶然、丹田の核を叩き、溶接の閃光のようにスパークした。


気貫丹田』は、正中心の無限の力とは没交渉であり、その時は、それだけの体験で
しかなかったのですが、秘伝形意拳の静立の存在で『暗勁のうねり』のスイッチ的
感覚であると体感しました。



秘伝形意拳は、エネルギーの体感を基準にして姿勢、動きを構築していくので、
エネルギーを体感できないと、当初から目指すべき指針を見失う。


練習初日を振り返ると、無意識的にとはいえ丹田腹圧の姿勢を基準に三体勢の姿勢
を行い、中丹田、臍下丹田を後脚と一体となるように崩拳を行い20分たらずで手応
えを感じたので、『これは本物の秘伝かもしれん!!』と没頭しはじめました。



とはいえ、1ヶ月没頭して得るものがないなら肥田式強健術に専念するつもりでした。
それが、練習7日目で、鮮烈な電撃パンチ体験!前腕のファンヒーター体験!


その後の丹田振動、気貫丹田、浮遊感・・・たった2ヶ月足らずの修練で正中心への
道の手掛かりを得たように感じ、真逆の動きが主体の肥田式強健術の修練を封印。



肥田式の快感といえば、『丹田をドカッ!と叩かれる』『関節の刺激が気持ち良い
といった爽快感・・・


秘伝形意拳の快感は『熱感』『電撃』『振動』『うねり』にエクスタシーが伴う・・・
肥田式の強烈な原体験を超えてしまった。

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形意拳気功の後脚の考察 [形意拳 練習記録]




過去の形意拳気功の独習記録をブログ用に再構成して書いています。
体感、思考、知識に変換がありますが独習記録なので当時のままです。


現在(3ヶ月弱目)、気勁(内部エネルギー)の強化には、肩のリラックス、
丹田、会陰の開発が必要だと戴氏心意拳の丹田功(蹲丹田、搬丹田、射丹田)
をメインに据えています。


形意拳の源流の拳法という説もあり、練功法という視点でも内功拳の真髄が
ありそうです。形意拳の三体式は後足の踵に腰掛けるように構えますが、丹
田功は、その姿勢を大きくしたもので、よりダイナミックです。短打ですが。


※  ※  ※


秘伝形意拳の最初のキーワードとなるのが『後脚』です。



古い形意拳の三体勢は、後脚を開き、現在は後脚を閉じるらしいです。
この違いに思い当たることがあるので、感じたまま書きます。


形意拳の練習をはじめた当初、後脚を閉じて丹田を後脚に乗せる感じで丹田腹圧
が形成さする姿勢を取っていました。


この三体勢から崩拳を行うと後脚の踏切がダイレクトに丹田を蹴り出し、縦回転で
拳を発する感覚が生じます。丹田の力が、いきなり肘、拳に飛ぶのです。


ただ形意拳の明勁の電気ショック、電動ノコギリのような振動は体感し難い。
後脚に丹田を乗せることで、故意に丹田腹圧を作っているのと同様で、丹田部に余分
な緊張が生じることで、ビリッ!とする電撃のようなエネルギーの体感を阻害します。


武術としての形意拳においては、膝を閉じることで隙が減り、更には、背骨のうねりで、
重みを拳に乗せやすいという利点がありそうですが、それでは、肥田式の応用にすぎません。


幽霊の様に手を上げ、ドラム缶を抱くように立ち、泥のように動く』という感覚に
至り、電撃を前腕に感じ取れるようになったのですが、姿勢的には後脚を開いて、意図的
な丹田腹圧から開放して、『姿勢による丹田腹圧』に切り替え、丹田部位をリラックスさ
せたことになります。


後脚の踏み切りによって丹田を押し出す動きに加え、前足の踏み出しによる内旋に、
後脚の引き寄せによる内旋を衝突させることで生じる丹田振動は、螺旋状に駆け上がり、
両肩、肘と伝わり、前腕を上に跳ね上げる力を生じます。


この丹田振動は前腕をブルブルブルと震わせます。
初期段階では前腕の骨が筋肉の拘束から開放されバラバラに揺れるように感じられます。


手の甲の骨と肉をバラバラにしようとする振動力は拳を解こうとするので、拳の形が崩れ
ると、そこで振動力が抜けてしまいます。軽い拳で形を維持することで拳に振動力を込め
ることができます。



拳に振動力を集めると動作的に激しく震わせたい衝動に突き動かされます。それは初めだけ
で、腰、背中、肩の強張りが解けてくると外観的にも分かる振動が内在していき、普通に突
きに見えるぐらいになります。


この感覚に近いものは、崩拳と対応する長棍ドリルでも体感できますが、相対的な棍の揺れ
が丹田に収束する感覚が、それです。拳にのみに意識を集中していると体感できません。


動きによる振動が減るほど、エネルギーの振動を感じやすくなりますが、緊張を緩めにには、
身体的な振動も必要で、交互に行うぐらいが丁度良く感じています。


振動によって肩が解けてくると、支点が肘から肩、肩から肩甲骨、肩甲骨から丹田へと移行
していく感覚が生じてきます。


この感覚は、通背拳ドリルの崩拳と対応している『形勁(けいけい)』と同じです。



肥田式強健術で正中心を体得しようと志ざせば一生涯を費やすライフワークになる
でしょうが、『腰腹同量の腹圧の力=丹田感覚』に限れば、1ヶ月程度の練習で体得
できますし、その丹田感覚を持って秘伝形意拳を1ヶ月修練すれば、丹田振動も体得
できるかも・・・と感じています。


秘伝形意拳のエネルギーを喚起するものは『気分』であり、力強いエネルギーで全身
が包まれた気分で臨み、震えるような歓喜の中で崩拳を行うと・・・

唐突に大きなエクスタシーに遭遇する。


その為には、後脚は開いたほうがよいが、『丹田腹圧の姿勢』によって結果的に開か
れた脚でないと開く意義がない。

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形意拳気功崩拳における振動波 [形意拳 練習記録]




◎形意拳気功独習記録 練習開始から1ヶ月過ぎ



半畳という歩法が使えない場所での崩拳の修練のために、
静止状態で行う崩拳を研究しています。


振動の発信源は丹田ですが・・・


その根源は爪先立ちした後足であり、仙骨を緩めて垂らすことによる
背骨を上昇する振動が肩、肘と伝わり前腕を跳ね上げる振動が伝播。


同時に、後足から前足による体重移動・・・
右回転と左回転が腰腹で衝突して、丹田振動が増幅。



右崩拳の場合、
左の前足の踏み込みが右回転を生み、
右の後足の跟歩(こんぽ)が左回転を生み、


背骨を上昇する振動に螺旋的なうねりがミックスされ、
肩、肘、拳をブルブル!と震わせる。



これを『激震崩拳』と自称して、
意識の爆発(エクスタシー)を伴う、『激震爆烈の拳』を
目標にしているのですが・・・



動画を探してみたけど模範となる動画は1本のみ。

河北派形意拳 五行拳


これ以外の動画は、丹田の沈下による背骨のしなりをメインと
する発勁のように見え、内旋と内旋の衝突による丹田の振動が
見取れません・・・この動画が特別なのかも。。



ただ、見本となるスコット氏の崩拳の演技からは見取ることはできず、
『太極拳パワー』において、意図的な身体的な振動には否定的な書き込
みがみられるので、あくまでもエネルギー的振動が本来の形意拳なのだ
ろう。


スコット氏の形意拳、太極拳の模範デモを見る限り、丸みを帯びた
柔軟な動きや躍動感すら、余計な緊張だとして排除して、最小限の
力で関節だけを動かすので、一見すると固くぎこちなく見える。

確かに、そこに身体的な振動を行う余地はなく、シンプルだ。


それはそれとして、リラックスするほど崩拳は振動拳になる。
エネルギー的振動、筋肉的振動、骨格的振動がミックスされた振動。


背骨による振動の上昇。
腰の逆回転同士が衝突して生じる丹田の振動。

この複雑な振動は後脚の踏切と跟歩(こんぽ)による丹田の押し出し
というシンプルな動作で実現される。


肥田式強健術が、双重で外旋と外旋を衝突させるのと比較すると、
形意拳は、単重で内旋と内旋を衝突させるので体得しやすく感じる。



内旋と内旋の衝突を体現している動画は1本しか発見できなかったが、
代わりに身体を束ねる身法の方が多数で、源流となったとされる心意
六合拳の身法に近く、求めている身法の方が亜流なのかもしれない。


この振動は肩のリキミと強く握りしめた拳で固定されると制御されて
しまう繊細な振動でもあるが、その場突きも可能となる。逆に、身を
束ねる身法だと、崩拳によるその場突きは不可になる。




劈拳において背骨による振動・うねりの上昇が突き上げる拳であり、
丹田の振動が突き出しながら引き下げる掌打となると思えるのです
が、崩拳ほどには、思うように体現できず、ぎこちなくなり、課題
となっています。




※  ※  ※



翻浪勁、沈墜勁、纏絲勁、弾勁の動きを体感して2つの勁が抖勁(振動)と
なることを発勁の種類の専門用語に暗く、暗中模索している時期です。


柳生心眼流の武者震いが抖勁なら、琉球空手首里手のムチミも抖勁。
流派で色々な名称がありますが、発勁の名称とは技法ではなく身法の
区別なのだと、中国武術の常識が分かりかけてきました。


形意拳の劈拳、心意六合拳の単把、鷹捉虎僕把、柳生心眼流の重ね打ち、
これらも抖勁であり、単純原理は『振り戻し打ち』だと推測。


中丹田を主体に使う泊手沖縄拳法のナイファンチなどは、肩甲骨を締める
ことで手打ち主体の動きでありながら拳に重さをのせることから、肩甲骨
による弾勁に分類されそう。鉤突きの肩甲骨の動きが弾勁の身法の基本。


肥田式強健術の簡易強健術は、足を固定する代わりに、この肩甲骨の締め
(振り戻しの原理)を仙腸骨に作用させ、下腹部に強烈な緊張を生む。


肥田式に習熟していれば弾抖勁を行えるはずですが・・・できません(^_^;)

タグ:抖勁 弾抖勁
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「太極拳パワー」丹田と振動 [形意拳 練習記録]



形意拳に学ぶ最速!内部エネルギー発生法』には、
丹田や振動についての言及がなされておらず、


エネルギーのルートについての詳細は、



『太極拳パワー

たった7つのポーズで身につく
太極拳 「ポンケイ」養成法
非身体的エネルギーのルートをアクティブ化する!』




に詳細があるようなので注文した。
太極拳パワー』には、知りたかった「丹田」「振動」の詳細があり、



動作による振動は、真のエネルギーの振動ではなく、
意識による振動が、真のエネルギーの振動であると明言してあり、
振動の発生源は丹田』とも、明言してありました。


太極拳を形意拳と比較すると、静的で煩雑。
形意拳は足裏から前腕へエネルギーが飛び局部的なのに対して、
太極拳は足裏から胴体を経由して手に至る全身的。


内部エネルギー発生法としての太極拳は、形意拳と比較しても非常に
魅力的ですが、1ステップをクリアするのに、毎日数時間も練習して
数年単位の時間を要するとなると、三日坊主で終わりそうです。


動作による振動は、真のエネルギーの振動ではないにしろ、
内部エネルギーの振動を誘発・強化するのは確かであり、
リラックス・蓄積・跳ね返り・キャッチ』を促進する。


ふっと、思いついて、あぐらで崩拳を行ってみた。


正面では無理だったが、膝頭の方に捻って行うと、
坐骨の重心移動に伴い螺旋状の振動が拳まで届き、
同時に熱流が背中を駆け上がり、汗が噴き出してきた。

また、タイムラグがあるが、母指に強い熱感も生じる。


達人なら意念のみのエネルギーの振動のみで同等以上のことが
できそうだが、座った状態でも激震崩拳が練習できるのは大発見だった。


太極拳パワー』は、まだ一読しかしてませんが、

エネルギーの種類の分類が形意拳の達人・郭雲深によっている上、
独習において生じる疑問点が網羅されており、秘伝形意拳のテキスト
としても、十分読める内容になっています。


全身的な太極拳のテキストゆえに、局部的な形意拳ゆえに体感できない
ステップも多く存在しそうですが、それをカバーして余りある『速成』
という特徴は、上達度を確かめやすく継続しやすい。



※  ※  ※



身体の振動は沈身の動作で骨盤が開閉し、『沈肩沈肘』を補助し、
陳式太極拳の弾抖勁による『伸筋抜骨』を行っている感じです。




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秘伝形意拳 狭い場所での練習方法 [形意拳 練習記録]


◎道芸形意拳 秘伝の劈拳練習法


形意拳は一直線に動き連打する。
突進力による重心移動が、拳に重心を乗せる。


練習において、最低1畳でもあれば、
凹歩(拗歩)崩拳、退歩崩拳と連続して行えるが、


確保できるのが半畳となると、三体式か劈拳の『 その場突き 』
はできても、崩拳は練習できないと思っていた。



松田隆智の続拳遊記」に、深呼吸に合わせてユックリと劈拳を行い
定式ごとに静止する練習法は、道芸(道教)の秘伝の練習法である。


松田隆智の続拳遊記―中国武術の通底する「絶対なる一」への道標
松田 隆智
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という記述があり、スコット氏の学んだ台湾の河北派形意拳は、
道芸秘伝の練習法を主体にした形意拳だ!」という思いが強まった。


劈拳。
肘膝、手足を丹田を起点とする中心線に束ねて、前に重心移動しながら
腰を沈めることで、弾抖力を手に伝えると、気勁も従って動くが、
ユッタリと行っても丹田を起点に動けば、手に気勁は発生する。


重心の上下動を順歩で行う劈拳では、振動は起こらないかと思っていたが・・・


腰、肩、肘がリラクゼーションできてくるほど、ナタをムチのように、
しならせる振動が丹田から起こり気勁(内部エネルギー)が、発生する。


劈拳は斧に例えられるが、中国の斧を知らないのでピン!とはこないが、
九州の某教会で、五右衛門風呂用の薪割りをしていた時、節を叩き割る
ために、中心力でナタを振ったら節を断ち割る衝撃で柄に力が集中して柄
が折れてしまった。  ・・・手の内が下手だった。




劈拳の場合は、
前腕の気勁の感覚としては手首に放射線上の気勁が生じ、波紋状に広がる。

崩拳の場合は、
前腕の気勁の感覚としては、骨と筋肉の間を幾条もの閃光が駆け抜ける。


劈拳を行っていると、肩の力みが溶けてくるとともに、腰の力みも溶け沈身
できるようになり、それとともに振動が起こり、気勁を強める。

劈拳で振動を体験できると崩拳の練習では沈身の感覚が増してくるので、
前進を排除して、その場での沈身のみでの崩拳練習も可能になる。


その場での崩拳は、拗歩、順歩を繰り返すことになるが、順歩は劈拳の
応用なので、武芸形意拳が劈拳を基本拳とするのも分かる気がする。



※  ※  ※



◎半歩崩拳とは


大きく飛び込む『活歩』の場合は、爪先を上に向けて前足を伸ばして踏み出す
ことで、丹田による拳の体当たりができそうです。

拳が当たった瞬間に沈身して斜め下方向に押し潰すのでしょうか?


一方、半歩崩拳の場合は、身沈から行い、前足は膝を曲げ足裏を水平に上げる。
体当たりというより、波動を相手に送り込むのでしょうか?




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形意拳気功の3つの振動とは [形意拳 練習記録]


◎凹歩崩拳における振動。


形意拳気功の明勁練習における振動は3つある。


1つは、足から起こり拳に至る螺旋運動による振動。


後足が地を踏み切ることで、膝が内旋して丹田を前方に押し出す。
同時に腰、肩、肘が内旋して拳が発射される。同時に内旋が起こる
ので、後足が丹田を震わせることで全身が震えるように感じる。

内旋は丹田を起点にした腰を沈める事で引き起こされている感じ。


2つめは、骨と筋肉の分離による振動。


力みのない腰の沈下によって起こった振動は両肩に伝わる。
肘の内旋が前腕をムチのようにしならせることで、骨と筋肉の分離感
が伴い、前腕内部で2本の骨が筋肉の拘束から開放され振動する。


3つめは、内部エネルギーの振動。

最も明確な感覚は、目が醒めるような電撃として体感できるが、電気
として感じられることは稀で、殆どは、熱感、ジンジン、ムズムズ、
という振動、または、ゾワゾワゾワという鳥肌として体感する。





運動を終え静立を行うと、足や前腕に強烈な熱感を伴ったり、地か
らの大きなうねりに押し上げられて、腕が上がったり、背中が仰け
反ったり、天空に意識ともども押し上げられる浮遊感を体感できる。



秘伝形意拳には、通臂拳ドリル、長棍ドリル、十二形拳などあるが、
エネルギーの深化を期すなら『ぷるぷる健康法』が最も効果的。


体内の気の充実も、もちろんいいが、気に包まれる感覚を全身に広げたい。
この気に包まれる体感は前腕のみに留まっているが、この気持よい感覚を
全身に広げたうえで、地からのうねりによる浮遊感が加われば最高!




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