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【独習】形意拳に学ぶ最速エネルギー発生法 電動ノコギリまでの過程 [形意拳 練習記録]


現在は、3ヶ月目に突入しています。
明勁の『前腕の電動ノコギリ状態』を体感して、再現するべく試行錯誤した
結果、形意拳の源流となる戴氏心意拳の丹田功に専念しています。


明勁の電動ノコギリ状態は、暗勁段階への通過点にすぎませんが、
暗勁へのステップアップには丹田の爆発が必要と感じました。


1ヶ月前と今では、知識、体感、考えが変化していますが、丹田感覚のみの
ゼロの状態から初めて明勁の電動ノコギリ状態を体験するまでのまとめです。







※  ※  ※


秘伝形意拳の修練を開始してから2ヶ月が経過しました。
短期間ですが、丹田武術の要点は『丹田の核』を鍛えることだと、ほぼ確信しました。



流れとしては、

丹田腹圧鍛錬→丹田腹圧の核の鍛錬→丹田の中心点の鍛錬



明勁練習から始まり暗勁の入口に立っていますが、本書に書かれていない
練習でしか体感できない感覚も徐々に分かってきました。『気貫丹田』とか。



暗勁の深化には時間が必要なようなので、効率のよい練習体系をまとめてみます。
肥田式強健術をバックボーンにしているので変則的ですが、参考になる部分もあ
るかと思います。




【明勁・電撃エネルギー体感への道】


・臨場感を伴う気分による変性意識状態での修練。

1,憧れのヒーローになった気分で修練を始める。

2,達人・郭雲深になった気分で修練を始める。

3,天地の大いなる気と一体となり包まれた気分で修練を始める。

4,最強の達人になった気分で修練を始める。

5,最高の守護神を憑依させた気分で修練を始める。

6,理想の自分に変身した(本来の自分に戻った)気分で修練を始める。



・基礎:腹圧操練式胸腹呼吸

1,腹圧を上下前後左右に動かして横隔膜、内蔵マッサージ(気感養成)。

2,下腹部に腹圧を集めて丹田感覚を養成する(丹田腹圧を基準にした姿勢と動き)。

3,丹田腹圧と重心を合致させる(気貫丹田感覚の養成)。

4,腰腹同量の腹圧の力を維持できる姿勢を模索する(気貫丹田感覚の養成)。

5,腹部に脂肪がある人は、ウエストが数センチ絞れるまで続ける。

6,ウエストにダイエット効果が出ないようだと練習不足。



・形意拳基本姿勢:三体式。

1,丹田腹圧を自然に維持する姿勢を基準にする(肥田式よりも高くヘソにもかかる)。

2,後足の足裏は平行に保ち、脚、腰、丹田をひとつのパワーユニットにする。

3,後足の母指内側の付け根への意識・重心が足裏を活性化する。

4,肘を下に向け、人差し指と親指の間の膜をピーンと張る。

5,劈拳の滲勁を行い丹田腹圧の核の体感、気貫丹田の体感。



・凹歩振動崩拳(ぷるぷる拳):リラクゼーション。統一体。

1,後足で丹田腹圧の核(重心点)を蹴りだす(気貫丹田・振動感覚養成)。

2,前足踏み出しでの腰の内旋に、後足の踏み切りでの腰の内旋を衝突させる。

3,腰の振動をまず肘に伝え前腕を上に跳ね上げる(前腕・手の甲の強張りを溶かす)。

4,腰の振動を両腕に伝えて腕を振動させる(肩の強張りを溶かす)。

5,腰の振動で拳を発する(腕の支点を肩甲骨に移す)。

6,振動を細かく激しくさせていく。(気、肉、骨の3つの振動)

7,練習する場が半畳しかない場合は、後足から前足への重心移動だけのその場突きで修練する。



・凹歩崩拳:明勁電撃エネルギー体感。

1,丹田腹圧の核を後足で蹴りだす。

2,激しい振動を外見的に見えないように内に潜めていく。

3,三体勢で劈拳の滲勁を行い、気貫丹田を体感し凝縮した丹田の核を後足で蹴りだす。



・退歩崩拳:明勁電撃エネルギー体感。

1,後足の踵の踏み込みで腰を沈下させて両肩を震わせる。

2,激しい振動を外見的に見えないように内に潜めていく。



・静立:エネルギーの発動によるエクスタシー。

1,丹田腹圧を自然に維持できる姿勢でリラックスして立つ。

2,強張りを感じたらイメージで息を吹きかけるようにして溶かす。

3,手足の親指と人差指の間に意識を向けるとエネルギーのスイッチが入る。


※ ※ ※


気、電撃(気勁)が感じられない時・・・

手首を支点にして手を激しく振ってみる。
しばらく手を振ったら、形を維持したまま手を振るのを止める。

動きが止んでも、血液が脈打つのとは別に、手や腕の内部にジンジン、ピリピリと
した蠢く感覚があるのが、わかると思います。それは、本当に小さい感覚ですが、
エネルギー体感の第一歩となります。

この小さなエネルギーを感じるように、全身を耳をすませるように取り組んでいくと、
錯覚かエネルギーか判別できない状態から明確な感覚へと強まっていきます。


これは『ぷるぷる健康法』の応用ですが、エネルギー活性及び体感養成には有効です。


以上が、
2ヶ月間の独習の中で試行錯誤を繰り返し得たものをまとめたものです。
丹田振動というモノが、長棍ドリル、通背拳ドリルから得られる体感と
ダブっているので省略していますが、有効だと感じています。



形意拳のエネルギーの段階を明勁、暗勁、化勁に分類化した達人・郭雲深は、
真人・肥田春充に極めて近い存在ではないかと思いつつあります。


真人・・・道を極めた人。


写真もなく超人的な伝説に彩られた郭雲深ですが、李洛能が創始した形意門からは、
李存義、宋世栄、車永宏、尚雲祥、孫禄堂、張占魁、王向斉、王樹金など多くの名人、
達人を輩出しており、メソッドとして優れていることが分かり、粉飾を差し引いても
信憑性があると感じています。

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