独習の丹田功で丹田感覚を得るコツ! [丹田を鍛える]
『仙骨姿勢講座』という仙骨の締めの解説本を注文したわいいが・・・
お尻の筋肉で締めるという残念な内容だった。
独習の戴氏心意拳丹田功で、丹田感覚を体感するには、
初動を『含胸(胸を凹ませる)』から始めるんだけど・・・
初動は含胸から行わないと丹田感覚を体感できないけど、
含胸から行うのは『仙骨の締め』を行うためであり、、股関節の締め、提肛、
腰背部の張りにより丹田を創るため。
でも、実際の動作は、
『指先と肘で誘導して上腹部の腹圧を下腹部に絞り集めて行く』
初めは、力技で末端の手の動きで根幹である丹田を作り上げ、
徐々に丹田が四肢に作用する感覚を練り上げていく。
腰帯を巻く位置を締める準備を行いつつ含胸で仙骨の締めることになる。
肘の締め、仙骨の締めの動きでコルセットのように締めて込んでいく力を丹田に向ける。
動きを覚えるまでは、力みまくらないと股関節を締めて引き上げる力が足どころか、
膝までも届かない。徐々に無駄な力を抜いていく過程でも、抜いちゃダメな部分が抜
けると力が上腹部に流れだしてしまうし、股関節を締めて引き上げる力も抜ける。
初めは、内部感覚より下腹部の緊張のほうが強いんだが、拮抗する腹圧が集まってきて、
膝の絞り込みで、ゼンマイ式バネのように動き奥にゴムボールが形成されてくる。
膝と股関節が綱引きをして膝を引っ張り上げる。
丹田功で締める腰帯は、締める部分の補助なんだろう。
力みまくって腰背部の張り(締め)の動きを覚えないと丹田は形成されないが、
丹田が創られてくると、動きだけで締めができるようになり、丹田が練れてくる。
展身で、立ち上がる時は力を抜かず顔を垂直に上げていく。
初めは、とにかく力技で丹田を創り要訣も力技で。
この仙骨の締めは『仙骨姿勢講座』の仙骨の締めとは多分、別物の身法。
丹田功で行う仙骨の締めは、『伊藤式胴体トレーニング「胴体力」入門』の
96~101ページで解説されている『股関節の捉えを必要とする仙骨の締め』。
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コツをつかむのに1週間近くかかったほど、胴体力の仙骨トレーニングも簡単じゃないけど、
重心を膝に移動させないと上体を起こせない感覚は丹田功の膝を締めて引き上げる感覚と同じ。