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【気貫丹田】暗勁のうねりの兆し [形意拳 練習記録]




この独習記録をつけている時は、無声ゆえに『爆発呼吸』『裂帛の気合い』を
気貫丹田』かと、勘違いしていました。体験談によると気貫丹田とは、胸か
らら丹田に向かって走る電気みたいです。


後足と丹田が一体化してパワーユニットになった状態が明勁から暗勁への途中、
の段階『明勁=電動ノコギリ』のようですが、それに特化した練功法が、戴氏
心意拳の丹田功だと感じています。



※  ※  ※



暗勁のうねりエネルギーは、数回しか体験していないんですが、静立でうねりを
体験できる時は、ひとつの兆しがあることに気づきました。


崩拳の滲勁を修練している時、後脚で丹田を蹴りだして、丹田の核を穿つような
感覚が生じると核がプラズマを発する体感と閃光を発するように内視できます。


数百回に1回、体験できればいいような感覚ですが、その後で静立すると、脚裏と
会陰が熱の線で繋ががると同時に、肩甲骨を押し上げられて浮遊し、意識が天に
押し出されるようなエクスタシーに襲われます。


丹田を電気が貫くような感覚を『気貫丹田』というらしいです。肥田式強健術の
修練でも極稀に体験したことのある感覚でしたが、内家拳系のことを調べだした
ことで名称があることを初めて知りました。


気貫丹田』の鮮烈な体験の再現が、地味な丹田武術を継続する最大の魅力です。
気貫丹田』後の静立による暗勁のうねりエネルギーの存在を述べているのは、
秘伝形意拳以外には、見受けられません。


まったくの初心者が短期間で『気貫丹田』を体験できるか?と考えると疑問です。
丹田感覚がない状態では、丹田と重心を一致させることで養われる丹田の核の感覚
という概念も生じないでしょうし、だとすれば後脚で丹田の核を蹴りだすというま
ぐれも、本当のまぐれになりそうです。


肥田式強健術の修練で『気貫丹田』を初体験したのは、独自の腹圧操練式に変更
してからでも、数年以上経過しており、簡易強健術の斜腹筋練修法の極めで、ドカッ!
と腰から下腹を叩く力が偶然、丹田の核を叩き、溶接の閃光のようにスパークした。


気貫丹田』は、正中心の無限の力とは没交渉であり、その時は、それだけの体験で
しかなかったのですが、秘伝形意拳の静立の存在で『暗勁のうねり』のスイッチ的
感覚であると体感しました。



秘伝形意拳は、エネルギーの体感を基準にして姿勢、動きを構築していくので、
エネルギーを体感できないと、当初から目指すべき指針を見失う。


練習初日を振り返ると、無意識的にとはいえ丹田腹圧の姿勢を基準に三体勢の姿勢
を行い、中丹田、臍下丹田を後脚と一体となるように崩拳を行い20分たらずで手応
えを感じたので、『これは本物の秘伝かもしれん!!』と没頭しはじめました。



とはいえ、1ヶ月没頭して得るものがないなら肥田式強健術に専念するつもりでした。
それが、練習7日目で、鮮烈な電撃パンチ体験!前腕のファンヒーター体験!


その後の丹田振動、気貫丹田、浮遊感・・・たった2ヶ月足らずの修練で正中心への
道の手掛かりを得たように感じ、真逆の動きが主体の肥田式強健術の修練を封印。



肥田式の快感といえば、『丹田をドカッ!と叩かれる』『関節の刺激が気持ち良い
といった爽快感・・・


秘伝形意拳の快感は『熱感』『電撃』『振動』『うねり』にエクスタシーが伴う・・・
肥田式の強烈な原体験を超えてしまった。

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