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戴氏心意拳技撃精要DVD付き [形意拳の本]



売り切れ状態が続く『戴氏心意拳技撃精要DVD付き』の新品を入手できた。
心意拳の拳譜を元に詳解してあり、内部の動きも図解してある名著。

丹田功に関しては、特に詳細に説明してあり、身法六要である、鶏腿、熊腰、
猴背、鷹膀、虎豹頭、龍身もそれぞれ解説してあり、間違いやすい姿勢などに
も言及してあり親切。


戴氏心意六合拳技撃精要(DVD付)
戴氏心意拳第六代伝人 王喜成・袁天輝
せいうん
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DVDは、解説が少なく物足りない感じが残念。指導風景でも収録してあれば、
もっと、直感的に分かりやすいDVDになったように思う。


正直、こんな↓指導風景の動画のほうがよかった。




肥田式強健術を題材に『錬丹の法』を練修していた甲斐があり、共通する点が
多々あり、なんとか独習の丹田功で丹田の動きを感じ取れることができた。


本書には「リラックスし丹田を養うことだ」と秘訣が書いてあるが、
必要な力と無駄な力」を理解できないと、リラックスを脱力と誤解
して必要な力まで捨て去ることが独習では多く、独習においては、


無駄な力をも総動員させても、必要な力を出せる』ことが優先される。
力技で丹田を形成して、丹田を実感できるようになると、腰を丸める動き
が四肢に連動しだしている。



力技で上腹部を絞って作っていた頃の丹田は腹圧だったのだが、丹田感覚
を優先して腰を前後に回している内に、丹田が筋肉のように感じられてきた。


リラックスを脱力と認識してると、独習で丹田功を行っても、『仙骨の締め』
を自得できないので、丹田を自覚できない。



とは、言っても、不明な部分は多々あるが、どの道、答え合わせ的に、体感を
元にして何度も読みこまないと、理解できないので先の話だ。


錬丹の法』は、天真兵法の白井亨、肥田式強健術の肥田春充など、超人性
を発揮した鬼才を生み出しており、錬丹の法が『達人への近道』として提唱
されながらも、その道統は、一代限りで失伝しているのが常である。


それが戴氏心意拳という錬丹の法そのものといっていい武術が、形骸化もせず、
連綿と、7世代まで伝承されているということに惹かれている。


戴氏心意拳技撃精要(DVD付き)』は、口伝のみで伝承されてきた戴氏心意拳
の伝統、思想、技芸の思いが隅々まで詰め込まれた教科書となっている。


他書では、おざなりにされる『気貫丹田』についても解説されており、練拳で生
じる疑問に答えてくれる他の追従を許さないクオリティの高さ。


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